お豆腐メンタルで生きていく(メンタルに優しく、自分らしく、働く、生きる)

26歳で双極性障害になった著者が実践するメンタルに優しい働き方、考え方、生き方を語るブログ

【体験談】精神疾患と診断されたら〜休職から社会復帰までの流れ〜


あなたは、今、毎日の生活でストレスを感じていますか?

 

残業が多くて、毎日帰るのが遅い。休日はバタンキュー。

 

このような人が多いかもしれません。

 

また、職場の人間関係に悩んでいる人もいるかもしれません。

 

家庭を持っている人であれば、仕事に加えて、家事や育児をして、毎日、目が回るような忙しさかもしれません。

 

多くの人は、ストレスを抱えながらも、健康に毎日の生活を送っています。

 

しかし、その中で、毎年一定の人が、不幸が重なり、精神疾患になってしまいます。

 

精神疾患になってしまったら、仕事を休職したり、場合によっては退職しなければならないこともあります。

 

不幸にも、精神疾患になってしまったら・・・

 

大丈夫です。

 

しっかりと休み、病気の治療をすれば、時間はかかっても、社会復帰できます。

 

精神疾患を乗り越えた人は、ひと回り強い人間になれます。

 

それは、病気を通じて、自分自身の生き方を考え直し、生き方を変えるからです。

 

精神疾患の治療は、休息と薬だけではありません。

 

「自分と向き合うこと」が求められます。

 

そして、病気を再発させない「しなやかな思考」、「働き方」、「生き方」を身に付けることで、病気を克服できるのです。

 

そして、世の中には、病院には行っていないけれど、毎日がしんどい、生きづらいと感じている人は、実際に病気と診断される人よりも、もっとたくさんいるのではないかと思います。

 

不幸にも精神疾患になってしまった人が回復するための方法と、病気とは診断されていないけれど、なんとなく生きづらさを感じている人が、病気にならずに健康に生きていくための方法には、共通するものがあると思っています。

 

病気になってしまった人だけでなく、今、健康だけれど、ストレスを抱えていて、病気の予備軍ともいえる人も、メンタルのことを知り、自分のメンタルについて考えることは、人生をより良いものにするために有効だと思います。

 

このブログは、双極性障害という精神疾患と闘病しながら働く私が、精神疾患になってしまった人と、病気とは診断されていないけれど「毎日、生きるのがしんどい」と感じている人に向けて、メンタルを回復させたり、メンタル疾患を予防し、健康を保つ方法について発信するブログです。

 

今回は、「精神疾患になってしまったら…診断から社会復帰までの流れ」について書きたいと思います。

 

最近、精神疾患になってしまった人、何となく心が不調で精神科の診察を受けようと思っている人、身近に精神疾患になってしまった家族・友人・部下・同僚がいる人など、精神疾患について知りたい多くの人に向けて、私の体験談も踏まえて書いていきたいと思います。

 

 

精神疾患と診断されたら〜診断から社会復帰までの流れ〜

 

診断前…「眠れない・食べられない・涙が突然出てくる」は精神科の受診を!

「何となく気分が落ち込むけれど、病院に行ったほうがいいのかなあ…」

 

「会社のストレスチェックでひっかかったけど、病院に行くほどではないな」

 

まだ、世の中の人にとって、精神科の敷居は高く、心の不調を感じても、なかなか受診しない人がたくさんいます。受診しても、精神科に行くのではなく、内科を受診することも多いです。

 

では、どんなときに精神科を受診すべきなのでしょうか。

 

基本的には、心の不調が原因で、社会生活に支障が出ているときです。

 

例えば、気分が落ち込んで、会社を欠勤してしまうときがある、とか、ストレスで過食をしてしまい、やめられない、などです。

 

もっと言ってしまえば、「困りごと」があったら、精神科を受診して良いと思います。それくらい気軽に受診して良いと思いますし、その方が、病気が深刻になる前に、相談できて良いと思います。

 

しかし、実際は、軽症の段階で自ら病院を受診することは、なかなかできませんよね。

 

私の体験談ですが、私は、職場でのストレスが原因で、「眠れない」「食べられない」「突然涙が出てくる」という状態で、出勤の準備をして玄関まで行っても、そこでうずくまってしまって、欠勤するということが続いたため、上司に半ば強制的に精神科を受診させられました。

 

はい。私も、自ら精神科を受診する気なんてさらさらない人間のひとりでした!!!

 

上司に強制的に受診させられました

 

なので、みなさんが、精神科の受診をなかなかしないのは、よく分かります。

 

でも、最低限、「眠れない」「食べられない」「突然涙が出てくる」この3つうちどれかひとつでも当てはまったら、精神科の受診をお勧めします。

 

 

② 急性期…通院と薬と何より休息で、症状を軽減させよう

精神科に行って、診断がつき、休職するとなったら、まずは心身を休めてください。

 

といっても、「自分はいつ復職できるんだろう」と焦ってしまう人がほとんどだと思います。

 

私もまったく同じでしたから、分かります。

 

しかし、とにかく、いったん3か月は復職を諦めるくらいの気持ちで休むことをお勧めします。

 

まずは、とにかく通院して、薬をもらって、寝る、食べる、できればちょっと散歩という生活を1か月は続けましょう。

 

症状が軽ければ、だんだん、回復してきます。

 

症状が重い人は、3か月~半年ほど回復に時間がかかる人もいます。

 

とても焦るけれど、焦らないことが大切です。

 

私は、双極性障害躁うつ病)という病気なのですが、最初の診断は「適応障害」でした。3か月くらい寝たきりで、3食まともに食べられず、でも気持ちは「仕事に早く戻りたい」と焦るという最悪な状態でした。そして、躁状態(気分が上がった状態)になって入院になり、診断が「双極性障害」に変わりました。

 

さらに、私は、一度寛解して、復職したけれど、再発して、また入院しているので、そちらの急性期は5か月くらい続きました。入院していたのと、もはや会社は辞めるつもりだったので、2回目の急性期は、焦ることはあまりなかったですね。

 

 

回復期…再発を防ぐために、自分のことを知ろう

「眠れて」、「食べられて」、「散歩もできる」ようになったら、回復期です。職場復帰の準備として、何が原因で病気になったのか、復職のための環境調整や、自分の働き方や考え方を見直しましょう。

 

パワハラやセクハラや職場の人間関係が原因なら、部署を変えてもらう、場合によっては転職することも考える必要があるかもしれません。そして、法律の知識を身に付け、パワハラやセクハラにあったら、病気になる前にどのような対処が取れるのか学ぶ必要があるでしょう。

 

働きすぎで、病気になったのであれば、働き方を見直す必要があります。

 

完璧主義だったり、白黒思考だったり、マイナス思考だったり、病気になりやすい性格があります。自分の思考のクセを知ることも重要です。

 

そしてストレスに対応する力を身に付ける必要もあります。困ったら誰かに相談する、休みを取る、6割の力で頑張る、手を抜くなど、うまくストレスがかかっても病気にまでならないように対処する力を身に付けることが大切です。

 

実は、病院では、ほとんどこの「再発を防ぐための自分を知る」ということを治療の中ではやってくれません。それは診察時間が短いというのもありますが、医療の範囲は、あくまでも「眠れない」「食べられない」などの急性期の症状を緩和させるところまでで、病気になった根本の原因を考えたり、再発を防ぐための対策を講じたりするのは、福祉やカウンセリングの範囲だからです。リワーク*1などに通えば、学ぶことができます。

 

私は、この回復期の「再発を防ぐために自分を知る」という段階が一番重要だと思っています。しかし、病院では、ほとんど扱ってくれません。実は、私も、1度目の復職のとき、この「自分を知る」ということをほとんどせずに復職し、再発してしまいました。そして、2度目の社会復帰をしたいまでさえ、まだまだ不十分で勉強中です。

 

ということで、このブログでは、どうすれば、この「自分を知る」ことができるのか(そして再発を防げるのか)について書いていきたいと思っています。そして、「自分を知る」というのは、病気になった人が再発を防ぐためだけではなく、病気とは診断されてないけれど、心の不調を感じている人が、病気になるのを防ぐためにも効果的だと思っています。

社会復帰…元のように働けるようになるまでに半年〜1年はかかります

休職して、療養すると、体力がガタっと落ち、回復には月単位で時間がかかるので、最初は時短勤務から慣らしていきます。元のように働けるようになるまで、休職していた期間の2倍の時間がかかると思っていいでしょう。

 

私も、最初の休職をして復職をしたときは、復職8か月経っても週4日勤務でした。(8か月目に再発した)最初は会社に行くだけでも、体力的に厳しくて、勤務中に30分ほど休ませてもらったりしていました。休職前のパフォーマンスを出すのはほぼ不可能でしたね。

 

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以上が、精神疾患と診断されてから、復職するまでの流れでした。もちろん、もっと早く良くなる人もいれば、なかなか良くならない人もいます。

 

私は、急性期に2回入院し、前の会社を退職しました。その後、資格をとって、転職して社会復帰しましたが、病気になる前のようには、働けていません。

 

病気になったら、病気になる前のようには働けません。というより、病気になる前のようには働いてはいけないと言った方が正しいかもしれません。病気になる前と同じように働いたら、また病気になってしまいますからね。

 

いかに、自分を見つめなおし、自分を変えて、新しい働き方、生き方をするかが大切だと思います。病気になってしまった人も、病気になっていない人も、「自分を知る」ということを意識的に実践してみましょう。具体的にどうすればいいのかは、今後、記事にして書いていくつもりです。

 

それでは、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。

*1:うつ病などの精神疾患により休職して療養期間を経た方が、職場復帰に向かうために行うトレーニングを行うプログラム